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FIRE-1 は、Firecrawl のスクレイピング機能を強化する AI エージェントです。ブラウザのアクションを制御し、複雑なウェブサイト構造を自律的に移動して、従来のスクレイピング手法を超える網羅的なデータ抽出を実現します。

FIRE-1でできること:

  • データを見つけ出すために計画し、アクションを実行する
  • ボタン、リンク、入力欄、動的要素と対話する
  • ページネーションや複数の手順を伴う、複数ページにまたがるデータを取得する

FIRE-1 を有効化する方法

FIRE-1 の有効化は簡単です。/scrape エンドポイントの API リクエストに agent オブジェクトを含めるだけです。
"agent": {
  "model": "FIRE-1",
  "prompt": "詳しいナビゲーション手順をここに入力してください。"
}
注: prompt フィールドはスクレイプのリクエストで必須で、FIRE-1 にウェブページとどのようにやり取りするかを具体的に指示します。/extract では、リクエスト本文の prompt パラメータで指定したプロンプトが使用されるため、上記の agent.prompt フィールドは省略できます。

/scrape エンドポイントの使用例

ここでは、/scrape エンドポイントで FIRE-1 を使い、Y Combinator の Consumer スペースにある企業リストを取得する簡単な例を示します。
from firecrawl import FirecrawlApp

app = FirecrawlApp(api_key="fc-YOUR_API_KEY")

# ウェブサイトをスクレイピングする:
scrape_result = app.scrape_url('firecrawl.dev',
  formats=['markdown', 'html'],
  agent={
    'model': 'FIRE-1',
    'prompt': '「次のページ」ボタンが無効になるまでクリックして商品一覧を移動し、各ページをスクレイピングしてください。'
  }
)

print(scrape_result)
このケースでは、FIRE-1 が W22 ボタンと Consumer スペースのボタンを自動で判断してクリックし、企業情報をスクレイピングします。

FIRE-1 を /extract エンドポイントで使う

同様に、複数ページの移動や要素とのやり取りが必要な複雑な抽出タスクには、/v1/extract エンドポイントで FIRE-1(エージェント)を活用できます。 例:
from firecrawl import FirecrawlApp

app = FirecrawlApp(api_key="fc-YOUR_API_KEY")

# ウェブサイトからデータを抽出:
extract_result = app.extract(['firecrawl.dev'],
  prompt="このフォーラムスレッドから全ユーザーのコメントを抽出してください。",
  schema={
    "type": "object",
    "properties": {
      "comments": {
        "type": "array",
        "items": {
          "type": "object",
          "properties": {
            "author": {"type": "string"},
            "comment_text": {"type": "string"}
          },
          "required": ["author", "comment_text"]
        }
      }
    },
    "required": ["comments"]
  },
  agent={
    "model": "FIRE-1"
  }
)

print(extract_result)
FIRE-1 はすでに提供中で、プレビューとして利用可能です。

請求

エンドポイント基本コストエージェントコスト(プレビュー)備考
/scrape1ページあたり150クレジット1ページあたり0〜900エージェントクレジットタスクの複雑さにより変動します。
/extractトークン計算機を参照非エージェントのextractの約8倍トークンベースの料金です。
  • なぜFIRE-1は高価なのですか?
    FIRE-1は高度なブラウザ自動化とAIによる計画を用いて複雑なウェブページと対話するため、標準的な抽出よりも多くの計算リソースを要します。
注: FIRE-1は現在プレビュー中です。料金や制限は変更される可能性があります。/extractの最新のコストは、トークン計算機をご確認ください。

レート制限

  • /scrape: 1分あたり10件のリクエスト
  • /extract: 1分あたり10件のリクエスト